構造化データとは?種類とメリットから実装・確認方法・注意点を解説
検索結果に星の評価やFAQの一覧が表示されているのを見たことはないでしょうか。
あの表示の裏側にあるのが構造化データです。
この記事では、構造化データの意味や種類、メリットから実装方法、注意点までを解説します。
専門的に見える分野ですが、仕組みを理解すればコンテンツSEOに取り組む誰にとっても身近な要素です。
構造化データとは
構造化データとは、ページの内容を検索エンジンが理解しやすい形式で伝えるためのマークアップのことです。
人間が読む文章とは別に、「これは商品名」「これは価格」というように、情報の意味をタグ付けして伝える仕組みです。
schema.orgという共通のボキャブラリを使って記述するのが一般的とされています。
検索エンジンとサイト運営者の間の「共通言語」のような役割を果たすものです。
次の章では、代表的な種類を紹介します。
構造化データの主な種類
構造化データにはさまざまな種類があり、ページの内容に応じて使い分けます。
ここでは代表的な3つを紹介します。
- FAQ
- パンくずリスト
- 記事(Article)
種類ごとに検索結果での見え方が異なるため、目的に合わせて選ぶことが重要です。
FAQ
FAQの構造化データは、ページ内のQ&Aを検索エンジンに伝えるためのマークアップです。
実装すると、検索結果に質問と回答が折りたたみ形式で表示される場合があります。
たとえばFAQを5問実装した記事は、検索結果の時点でユーザーの疑問に応えられる見え方です。
この記事のFAQセクションも、この構造化データを使って実装しています。
パンくずリスト
パンくずリストの構造化データは、サイト内でのページの現在地を検索エンジンに伝えるマークアップです。
実装すると、検索結果のURL表示部分が階層構造付きで表示される場合があります。
たとえば5階層のカテゴリ構造でも、検索結果の段階でどの位置のページかを把握しやすくなります。
階層構造を持つWebサイトであれば、多くのページで実装しやすい種類の1つです。
記事(Article)
記事の構造化データは、ニュースやブログ記事のタイトル・著者・公開日などを伝えるマークアップです。
実装すると、Google Discoverなどの機能で記事が取り上げられやすくなる場合があります。
たとえば著者名と経歴を明示した記事は、していない記事よりコンテンツの信頼性を示す材料の1つです。
更新日を正しく記述しておくと、情報の鮮度も検索エンジンに伝わりやすくなります。
構造化データを実装するメリット
構造化データの実装には、大きく分けて2つのメリットがあります。
ここでは代表的な2つを紹介します。
- リッチリザルト表示によるクリック率向上
- 検索エンジン・AIによる内容理解の促進
どちらも直接的な順位向上とは異なる角度から、集客に貢献する要素です。
リッチリザルト表示によるクリック率向上
構造化データを実装すると、検索結果に通常より情報量の多い「リッチリザルト」が表示される場合があります。
Googleの公式ドキュメントでは、大手メディアが構造化データの導入でクリック率を大きく伸ばした事例が紹介されている点は見逃せません。
たとえば同じ3位表示でも、リッチリザルトが付くとクリック率が数%上乗せされる場合があります。
クリック率の改善は、コンテンツを増やさずに集客数を底上げできる貴重な施策です。
リッチリザルトの種類や設定方法、表示されない場合の対処法は、リッチスニペットとはで詳しく解説しています。
検索エンジン・AIによる内容理解の促進
構造化データは、検索エンジンがページの内容を正確に理解する助けになります。
近年はAI Overviewのようなゼロクリック検索の機能も広がっており、情報を機械的に正しく伝える重要性が増している状況です。
たとえば価格や在庫数を文章だけで書くより、構造化データがあれば誤解なく伝えられます。
結果として、検索エンジンからの評価向上にもつながりやすくなります。
構造化データの効果を具体的に知りたい方へ
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無料相談してみる →構造化データの実装方法と確認方法
構造化データの実装は内部対策の一環であり、正しい形式で記述したうえで実装後の確認まで行うことが大切です。
ここでは代表的な2つのステップを紹介します。
- JSON-LDでの記述
- リッチリザルトテストでの確認
記述して終わりではなく、確認までがセットの作業です。
JSON-LDでの記述
構造化データの記述形式にはいくつか種類がありますが、Googleが推奨しているのはJSON-LDです。
HTMLの中に独立したスクリプトとして埋め込めるため、表示用のHTMLを崩さずに実装できます。
たとえばYoast SEOを使えば、10種類以上のスキーマもコードを直接書かずに実装できることがあります。
プラグインが自動生成する項目と、手動で補うべき項目を切り分けて把握しておくと安心です。
リッチリザルトテストでの確認
実装後は、Googleが提供する「リッチリザルトテスト」でマークアップの内容を確認しましょう。
URLやコードを入力するだけで、エラーや警告の有無を簡単にチェックできます。
たとえば公開から1週間はSearch Consoleの該当レポートでも継続的に状態を監視することが望ましいです。
ページ数が多いサイトほど、定期的な確認の重要性が高まります。
構造化データの注意点
構造化データには、実装時に見落としやすい注意点がいくつかあります。
ここでは代表的な2つを紹介します。
- プラグイン・テーマの重複によるエラー
- 実装しても表示が保証されるわけではない
注意点を知らずに実装すると、意図しないエラーや表示崩れの原因になります。
プラグイン・テーマの重複によるエラー
WordPressでは、テーマとSEOプラグインの両方が構造化データを出力してしまうケースがあります。
同じ種類の構造化データが重複すると、「解析不能な項目」としてSearch Consoleにエラーが表示されることがあります。
たとえばテーマとプラグイン両方でFAQスキーマを出力していると、どちらか一方に絞って設定することが基本です。
設定変更後は、URL検査ツールで実際の出力を確認しておくと安心です。
実装しても表示が保証されるわけではない
構造化データを正しく実装しても、必ずリッチリザルトが表示されるわけではありません。
最終的に表示するかどうかは、Googleのアルゴリズムが総合的に判断しています。
たとえば実装から2週間表示されない期間があっても、エラーがなければ焦って何度も修正する必要はありません。
気長に構え、他の施策と並行して取り組む姿勢が求められます。
構造化データのエラーにお困りの方へ
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A. 構造化データ自体は直接的な順位向上要因ではありません。クリック率や検索エンジンの理解を助けることで、間接的にSEOへ寄与します。
A. Googleが推奨しているJSON-LD形式がおすすめです。HTMLと分離して記述できるため、実装や管理がしやすい形式です。
A. WordPressの場合、Yoast SEOなどのプラグインを使えば、専門知識がなくても一部の構造化データを実装できます。
A. まずリッチリザルトテストで該当ページを確認し、テーマとプラグインで重複した設定がないかを確認しましょう。
A. 必須ではありません。ページの内容に合った種類を選び、正確な情報のみを記述することが優先されます。
まとめ
構造化データとは、ページの内容を検索エンジンが理解しやすい形式で伝えるためのマークアップです。
FAQ・パンくずリスト・記事など種類ごとの特性を理解し、目的に合わせて実装しましょう。
リッチリザルトによるクリック率向上と、検索エンジン・AIへの内容理解促進という2つのメリットがあります。
実装後はリッチリザルトテストやSearch Consoleでの確認を忘れずに行いましょう。
合同会社dock. 代表。2017年の大学在学時に始めたブログの運営が原点となり、SEO業界でのキャリアがスタート。大学卒業後は上京し、Web系広告代理店でオウンドメディアの責任者として、SEOを通じたリード獲得や、SEOコンサルタントとして上場企業や大手企業の対応も多数経験。フリーランスとしてライターやSEOコンサルタントを経験し、2025年に合同会社dock.を設立。