インデックス登録とは?仕組みと確認方法・されない原因や対策を解説
「サイトを公開したのに検索しても出てこない」と感じたことはありませんか。
あるいは、Search Consoleに「クロール済み-インデックス未登録」と表示されて困っている方もいるかもしれません。
この状態を解決するには、インデックス登録の仕組みと、登録されない場合の原因の切り分け方を理解しておく必要があります。
この記事では、インデックス登録の基本的な意味から確認方法、登録されない主な原因と対策、登録をリクエストする方法までを解説します。
インデックス登録とは
インデックス登録とは、Googleがクローラーで収集したWebページの情報を、検索結果に表示するためのデータベースへ登録することです。
このデータベースのことをインデックスと呼び、インデックスに登録されて初めて、そのページはGoogleの検索結果に表示される対象になります。
- インデックスに登録されて初めて検索結果に表示される
- クロールとインデックス登録の違い
インデックスに登録されて初めて検索結果に表示される
どれだけ質の高いコンテンツを作成しても、インデックスに登録されなければ検索結果には一切表示されません。
逆にいえば、インデックス登録は検索流入を得るための大前提であり、SEO対策全体の出発点にあたる工程です。
新規サイトを公開した直後や、大幅にリニューアルした直後は、まずインデックス登録の状況を確認する習慣をつけましょう。
クロールとインデックス登録の違い
クロールとインデックス登録は、しばしば混同されますが別の工程です。
クロールはGoogleクローラーがページのHTMLを取得する工程であり、インデックス登録はその内容を評価してデータベースに登録する工程を指します。
Googleクローラーの詳しい役割や仕組みは、Googleクローラーとはで解説しているとおりです。
クロールされたからといって、必ずインデックスに登録されるとは限らない点に注意が必要です。
インデックス登録までの流れ
ページが公開されてからインデックスに登録されるまでには、いくつかの段階を経る必要があります。
- 3段階のプロセス
- 登録までにかかる時間の目安
3段階のプロセス
インデックス登録は、大きく分けて「発見」「クロール」「インデックス登録」の3段階で進みます。
まずクローラーがリンクやサイトマップを通じてページの存在を発見し、次にページの内容を取得する流れです。
最後に、その内容の品質や関連性が評価され、検索結果に表示する価値があると判断された場合にインデックスへ登録されます。
登録までにかかる時間の目安
インデックス登録にかかる時間は、サイトの評価や更新頻度によって数日から数週間まで幅があります。
新規ドメインや立ち上げたばかりのサイトは、Googleからの評価がまだ定まっていないため、登録までに時間がかかりやすいでしょう。
サイトマップの送信やインデックス登録のリクエストによって、この期間を短縮できる可能性があります。
インデックス登録状況を確認する方法
自社ページが実際にインデックスされているかどうかは、いくつかの方法で確認できます。
- site:検索での簡易確認
- Search Consoleの「URL検査」ツール
- Search Consoleの「ページ」レポート
site:検索での簡易確認
もっとも手軽な確認方法は、Google検索窓に「site:確認したいURL」と入力して検索することです。
検索結果にページが表示されれば、インデックスに登録されていると簡易的に判断できます。
ただしこの方法はあくまで簡易確認であり、正確な状況を把握するには次に紹介するSearch Consoleの利用が確実です。
Search Consoleの「URL検査」ツール
Search Consoleの「URL検査」ツールでは、特定のURLを入力するだけで、インデックス登録の有無や登録日時を正確に確認できます。
あわせて、そのページがどのようにレンダリングされたかも確認できるため、表示内容の確認にも活用できます。
個別のページ単位で状況を確認したいときに最も信頼できる方法です。
Search Consoleの「ページ」レポート
サイト全体のインデックス状況をまとめて把握したい場合は、Search Consoleの「ページ」レポートが便利です。
「インデックス登録済み」「未登録」のページ数の内訳や、未登録の理由別の件数を一覧で確認できます。
サイト全体を定期的にチェックする際は、このレポートを起点に問題のあるページを絞り込んでいくとよいでしょう。
Search Consoleのステータス別の意味
「ページ」レポートには複数のステータスが表示され、それぞれ対応方法が異なります。
特に対応の判断に迷いやすい2つのステータスを、次の章で詳しく解説します。
- 「クロール済み-インデックス未登録」と表示される場合
- 「検出-インデックス未登録」と表示される場合
まずは代表的なステータスの意味を一覧で確認しましょう。
| ステータス | 意味 |
|---|---|
| 登録済み | 正常にインデックスされ、検索結果に表示される状態 |
| クロール済み-インデックス未登録 | クロールはされたが、何らかの理由でインデックスされていない状態 |
| 検出-インデックス未登録 | ページの存在は把握されたが、まだクロールされていない状態 |
| noindexタグによって除外 | 意図的にインデックスから除外されている状態 |
「クロール済み-インデックス未登録」と表示される場合
このステータスは、クローラーがページを取得したものの、Googleがインデックスする価値がないと判断した場合に表示されます。
コンテンツの質が低い、他のページと内容が重複している、といった理由が多いようです。
該当ページのコンテンツを見直し、独自性や情報の網羅性を高めることが基本的な対応になります。
「検出-インデックス未登録」と表示される場合
このステータスは、ページの存在は認識されているものの、まだクロール自体が行われていない状態を示します。
サーバーの応答が遅い、クロールバジェットが不足しているといった理由で後回しにされていることも考えられます。
内部リンクの整備やサイトマップの送信によって、クロールの優先度を高められるでしょう。
インデックス登録をリクエストする方法
公開直後のページを早くインデックスしてほしい場合は、Search Consoleから登録をリクエストできます。
- URL検査ツールからのリクエスト手順
- リクエストの実態に関する誤解
URL検査ツールからのリクエスト手順
Search Consoleの「URL検査」ツールに対象のURLを入力し、「インデックス登録をリクエスト」ボタンを押すだけで手続きは完了します。
この操作によって、通常のクロール順番を待たずに優先的に処理してもらえる可能性が高まります。
なお、1日にリクエストできる件数には上限があるため、大量のページを一度に処理したい場合はサイトマップの送信を優先しましょう。
リクエストの実態に関する誤解
「インデックス登録をリクエスト」という名称から、リクエストすれば必ず登録されると誤解されがちです。
しかし実際にこの機能で行われているのは、厳密にはクロールの優先リクエストであり、インデックス登録そのものを保証するものではありません。
クロール後にコンテンツが評価され、品質基準を満たしていないと判断されれば、リクエストしてもインデックスされない場合があります。
この違いを理解しておくと、リクエストしても登録されないときに次の対策へ進みやすくなります。
インデックスされない主な原因と対策
インデックス登録がうまく進まないときは、原因を切り分けて1つずつ対処していくことが重要です。
代表的な原因と対策を一覧にまとめました。
インデックス以外の要因も含めて検索結果に表示されない原因を広く確認したい場合は、あわせてご覧ください。
| 原因 | 対策 |
|---|---|
| コンテンツの品質が低い・情報量が少ない | 独自性のある情報や具体例を加えて内容を充実させる |
| 他ページと内容が重複している | 統合するか、差別化できる切り口を加える |
| noindexタグが意図せず設定されている | 該当ページのmetaタグを確認・修正する |
| robots.txtでクロールをブロックしている | robots.txtの記述内容を見直す |
| サイト全体の評価がまだ低い・新規ドメイン | コンテンツを継続的に公開し評価の蓄積を待つ |
robots.txtの詳しい書き方は、robots.txtとはで解説しています。
インデックスを削除・除外する方法
逆に、特定のページを検索結果から除外したい場面もあります。
- noindexタグを使う
- URL削除ツールを使う
noindexタグを使う
恒久的にページを検索結果から除外したい場合は、noindexタグを設定するのが基本的な方法です。
noindexを設定したページも、クロール自体は許可しておく必要がある点に注意が必要です。
クロールをrobots.txtでブロックしてしまうと、noindexタグ自体をGoogleが読み取れず、意図通りに除外されないことがあります。
URL削除ツールを使う
誤って公開してしまった情報など、緊急で一時的に検索結果から消したい場合は、Search Consoleの「削除」ツールが使えます。
ただしこのツールによる削除効果は一時的なもので、恒久的な除外にはnoindexタグの設定もあわせて行う必要があります。
用途に応じて、一時的な緊急対応と恒久的な対応を使い分けることが重要です。
インデックス登録にまつわるよくある勘違い
インデックス登録の周辺には、似た用語や仕組みと混同されやすいポイントがいくつかあります。
代表的な勘違いを整理しておきましょう。
- site:検索とインデックス登録数は完全には一致しない
- インデックスとキャッシュは別のもの
| 混同されやすい概念 | 実際の関係 |
|---|---|
| site:検索の件数とインデックス登録数 | site:検索は目安であり、Search Consoleの数値のほうが正確 |
| インデックスとキャッシュ | キャッシュはGoogleが保存したページのコピー、インデックスは検索対象への登録 |
| noindexとrobots.txt | noindexは登録の除外、robots.txtはクロール自体の制御 |
| インデックス登録数と検索順位 | 登録されても順位が保証されるわけではない |
site:検索とインデックス登録数は完全には一致しない
site:検索で表示される件数は、あくまで目安であり、実際のインデックス登録数と完全に一致するとは限りません。
Googleの公式見解でも、site:検索は正確な登録数を保証するものではないと案内されています。
正確な件数を把握したい場合は、Search Consoleの「ページ」レポートを確認するほうが確実です。
インデックスとキャッシュは別のもの
キャッシュとは、Googleがクロール時点のページ内容を保存したコピーのことです。
インデックスは検索結果に表示するための登録そのものを指し、キャッシュの有無とインデックス登録の有無は必ずしも連動しません。
この2つを混同すると、キャッシュが古いことをインデックスの問題と誤解してしまうことがあるため注意しましょう。
インデックス登録を促すためのポイント
登録されない原因への対処だけでなく、日頃からインデックス登録を促しやすい状態を保つことも大切です。
- 良質なコンテンツを作る
- 内部リンクを整備する
- サイトマップを送信する
良質なコンテンツを作る
Googleは、ユーザーにとって独自の価値があると判断したページを優先的にインデックスする傾向があります。
他サイトの内容をなぞっただけのページよりも、実体験や独自の視点を含んだコンテンツのほうがインデックスされやすいでしょう。
インデックス登録を安定させる土台は、まず個々のページの質を高めることにあります。
実際、当社(合同会社dock.)のサイトも公開当初は検索での表示回数がほぼゼロでしたが、ページを地道に増やした結果、直近3か月では表示回数5,885回まで伸びています。
内部リンクを整備する
新しいページには、既存の関連ページから内部リンクを設置しておくことが有効です。
孤立したページはクローラーに発見されにくく、その分インデックスまでの時間も長くなりがちです。
Googleクローラーがリンクを辿って新しいページを発見する仕組みについては、Googleクローラーとはで詳しく解説しています。
サイトマップを送信する
XMLサイトマップをSearch Consoleから送信しておくことで、サイト内のページ一覧をGoogleに正確に伝えられます。
特にページ数の多いサイトほど、サイトマップを通じた効率的な発見の効果を実感しやすくなります。
サイトマップの作り方や送信方法は、サイトマップとはを参考にするとよいでしょう。
インデックス登録数が急に減ったときの確認ポイント
それまで安定していたインデックス登録数が急に減少した場合は、通常の未登録対応とは別に確認すべきポイントがあります。
放置すると流入への影響が大きくなりやすいため、早めのチェックが重要です。
- サイト全体に影響する変更がなかったか確認する
- ペナルティ・手動対策の可能性を確認する
サイト全体に影響する変更がなかったか確認する
インデックス登録数の急減は、テーマやプラグインの更新、CMSの移行など、サイト全体に関わる変更が引き金になっていることがあります。
たとえば意図せずサイト全体にnoindexタグが入ってしまう設定変更は、実際の現場でも起こりやすいミスの1つです。
直近の作業履歴を洗い出し、変更のタイミングとインデックス登録数の減少時期が重なっていないかを確認しましょう。
ペナルティ・手動対策の可能性を確認する
Search Consoleの「セキュリティと手動対策」レポートでは、Googleからの手動対策を受けているかどうかを確認できます。
スパム的な被リンクや低品質なコンテンツの大量生成などが原因で、手動対策の対象になることがあるので注意しましょう。
該当する場合は、指摘された問題を修正したうえで、再審査リクエストを送る必要があります。
インデックス登録に関するよくある質問
A. 別の工程です。クロールはクローラーがページのHTMLを取得する工程、インデックス登録はその内容を評価してデータベースに登録する工程を指します。クロールされてもインデックスされないケースは珍しくありません。
A. 必ず登録されるわけではありません。リクエストは実質的にはクロールの優先依頼であり、その後の評価でコンテンツの品質基準を満たしていないと判断されれば、インデックスには登録されません。
A. 多くの場合、コンテンツの品質不足や重複コンテンツが原因です。該当ページの独自性や情報の網羅性を高めたうえで、再度インデックス登録をリクエストするとよいでしょう。
A. サイトの評価や更新頻度によって幅がありますが、数日から数週間程度かかることが一般的です。新規ドメインの場合はさらに時間がかかる傾向があります。
A. Search Consoleの「削除」ツールを使うと一時的に検索結果から除外できます。ただし効果は一時的なため、恒久的に除外したい場合はnoindexタグの設定もあわせて行いましょう。
まとめ
インデックス登録とは、クローラーが収集したページの情報を、検索結果表示用のデータベースへ登録する工程のことです。
クロールされてもインデックスされないケースがあり、その多くはコンテンツの品質や重複、設定ミスに原因があります。
Search Consoleでステータスを確認し、原因を切り分けたうえで、コンテンツの改善や内部リンク・サイトマップの整備を進めることが解決の近道です。
自社サイトのインデックス状況に不安がある場合は、専門家への相談も検討してみてください。
合同会社dock. 代表。2017年の大学在学時に始めたブログの運営が原点となり、SEO業界でのキャリアがスタート。大学卒業後は上京し、Web系広告代理店でオウンドメディアの責任者として、SEOを通じたリード獲得や、SEOコンサルタントとして上場企業や大手企業の対応も多数経験。フリーランスとしてライターやSEOコンサルタントを経験し、2025年に合同会社dock.を設立。