直帰率とは?意味・離脱率との違いからGA4での確認・改善方法まで解説
アクセス解析を見ていて、「直帰率」という指標の意味がいまひとつ分からないと感じたことはないでしょうか。
離脱率と混同しやすく、GA4での見方も従来のGoogleアナリティクスから変わっています。
この記事では、直帰率の意味・離脱率との違いから、GA4での確認・改善方法までを解説します。
正しく理解すれば、サイト改善の優先順位づけに役立てられるはずです。
直帰率とは
直帰率とは、サイトに訪れたユーザーのうち、他のページを見ずに離脱した割合のことです。
1ページだけを見て閲覧を終えたセッションが、全体のセッションに占める比率で表されます。
数値が高いほど、訪問者が最初のページで満足せずに離れてしまっていると考えられます。
次の章では、混同されやすい「離脱率」との違いを見ていきましょう。
直帰率の数値をどう読み解けばよいか分からない方へ
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無料相談してみる →直帰率と離脱率の違い
直帰率と離脱率は似た言葉ですが、指している範囲が異なります。
- 直帰率:1ページだけで離脱したセッションの割合
- 離脱率:特定のページを最後に離脱した割合
この違いを理解しておくと、数値の解釈を誤らずに済みます。
直帰率が示す範囲
直帰率は、そのセッションで最初に訪れたページのみを見て離脱した割合を示します。
複数ページを回遊した後の離脱は、直帰にはカウントされません。
たとえば直帰率が80%のLPは、100人訪問しても80人が他ページを見ずに離脱している計算です。
広告経由のLP評価でよく参照される数値です。
離脱率が示す範囲
離脱率は、そのページが「最後に見られたページ」だった割合を示す指標です。
途中で何ページ回遊していても、最後に離脱したページであれば離脱率にカウントされます。
たとえば料金ページの離脱率が70%であれば、10人中7人がそのページを最後にサイトを離れている計算になります。
直帰率とセットで見ることで、サイト全体の課題がより立体的に見えてくるはずです。
GA4での直帰率の確認方法
GA4では、直帰率の算出方法が従来のGoogleアナリティクス(UA)から大きく変わりました。
- エンゲージメント率をもとに算出される
- レポート画面での確認手順
UA時代の感覚のまま数値を見ると、解釈を誤ることがあります。
エンゲージメント率をもとに算出される
GA4の直帰率は「100%-エンゲージメント率」という式で算出されます。
エンゲージメントセッションとは、10秒を超えて継続した、2回以上のページビューが発生した、コンバージョンが発生した、のいずれかを満たすセッションです。
たとえば10秒未満で離脱したセッションが100件中40件あれば、直帰率は40%と算出されます。
UAの直帰率とは定義が異なるため、単純な数値の比較はできない点に注意が必要です。
レポート画面での確認手順
GA4の標準レポートでは、直帰率は初期状態で表示されていないことがあります。
「エンゲージメント」内のレポートでカスタム指標として直帰率を追加するか、探索レポートで指標を選択して確認します。
たとえば100記事を運用している場合、探索レポートでページタイトルごとに直帰率を並べれば、上位30記事だけでも改善優先度を把握できるでしょう。
定期的にレポートを確認し、数値の推移を追う習慣をつけましょう。
直帰率を改善する方法
直帰率が高いページには、いくつか共通する原因があります。
- ファーストビューの内容と検索意図のズレ
- 表示速度やモバイル対応の不備
原因を切り分けて、優先度の高いものから対処しましょう。
ファーストビューの内容と検索意図のズレ
訪問者が期待していた内容とページの中身が違うと、すぐに離脱されてしまいます。
タイトルや広告文と、ページの見出し・導入文の内容を一致させることが重要です。
たとえば「費用相場」というタイトルなのに本文の8割が事例紹介であれば、読者はすぐに離脱してしまいます。
検索意図とのズレがないか、定期的に見直す習慣をつけましょう。
表示速度やモバイル対応の不備
Core Web Vitalsで計測される表示速度が遅いと、内容を見る前に離脱される原因になります。
モバイルフレンドリーへの対応不足も、直帰率を高める要因の1つです。
Googleの調査では、ページの読み込み時間が1秒から10秒に伸びると、モバイルサイト訪問者の直帰確率は123%上昇するとされています。
コンテンツの改善と並行して、表示環境の見直しも進めましょう。
FAQ
A. 一概には言えません。ブログ記事など1ページで情報が完結するコンテンツでは、直帰率が高くても問題ない場合があります。
A. 業種やページの種類によって幅がありますが、一般的なコンテンツページで40〜60%程度が1つの目安とされています。
A. UAはページビュー数を基準にした指標、GA4はエンゲージメントを基準にした指標のため、算出方法自体が異なるからです。
A. LPは1ページで完結する設計も多いため、直帰率だけでなくCVRもあわせて確認したうえで判断することが大切です。
A. できます。GA4の探索レポートでディメンションにページタイトルを指定すれば、ページ単位で比較できます。
まとめ
直帰率とは、1ページだけを見て離脱したセッションの割合を示す指標です。
離脱率とは指している範囲が異なるため、2つの違いを理解した上で使い分けましょう。
GA4ではエンゲージメント率をもとに算出される点が、UAとの大きな違いです。
検索意図とのズレや表示速度の課題を洗い出し、優先度の高いものから改善していきましょう。
合同会社dock. 代表。2017年の大学在学時に始めたブログの運営が原点となり、SEO業界でのキャリアがスタート。大学卒業後は上京し、Web系広告代理店でオウンドメディアの責任者として、SEOを通じたリード獲得や、SEOコンサルタントとして上場企業や大手企業の対応も多数経験。フリーランスとしてライターやSEOコンサルタントを経験し、2025年に合同会社dock.を設立。